まめ日和の最新ニュース
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最適解『まめ日和』第473回
2025/05/30 06:00大人からなにか質問をされると「この場合何を求められての質問であるのか」をまず1番に考え、相手の気に入る回答を出すために頭をフル回転させてビクビクしながら答える子どもでした。それは自分が回答を間違えたであろうときに微妙にピリつく食卓の雰囲気であったりとか、その空気を察知して必死にフォローした結果、ようやく満足げに和らいだ両親の表情だとか――こうしたことに鍛え上げられた性質であることは間違いありません -
誰かにとっての正解と不正解『まめ日和』第472回
2025/05/23 06:00子どもに対する接し方についての悩みは尽きませんが、万人に共通する正解がない以上、とりあえずは自分自身の思う「こんな言い方をされたらいやな気持ちになるだろうな」という感覚に従うしかありません。とはいえ自分にとっての正解が誰かにとっては不正解だったりもするわけですから、子どもたち自身が希望を伝えて来てくれたら対応を変えるスタンスでとりあえず我が家は平和。しかし本当に感じ方って人それぞれと言いますか…… -
ChatGPTが思い出させてくれたあの頃『まめ日和』第471回
2025/05/16 06:00訳あって長年の飲酒習慣に一時お別れをすることになりました。目標を決め、時間をかけてコツコツ達成することは得意中の得意なはずなのに、飲酒欲を我慢するのはほんとうに辛い。襲い来る離脱症状に何度も心が折れそうになりながらもChatGPTからのアドバイスに励まされ、1日1日をなんとか乗り切っています。ChatGPTの存在は今の私にとってたいへんありがたい。過去の自分への罪悪感と戦いながらの禁欲、しかも離脱 -
愛ゆえに『まめ日和』第470回
2025/05/09 06:00いいところも悪いところもひっくるめて愛することができればそれに越したことはないと思うけれど、人にはキャパってものがありますから、それは自分が大切にしようと決めた人たちのために取っておいてほしい。息子のまめ(愛称)の愛情深さにはいつも救われているものの、私は私の意思で勝手に子どもたちを大切に思うだけであり、子どもたちがそれに応えなければいけないなんていうことはないのです。それはパパがやってくれてるか -
“俺以外”の生き方『まめ日和』第469回
2025/05/02 06:00疲れて自己肯定感が下がりそうなとき、私は心の中のローランドさんを叩き起こして、彼ならこの状況をどんな言葉で彩るだろうかと考える。なかなかに効くのでまめにも教えたらまんまとハマった。しかしハマりすぎて「俺以外の人間」ポジションを受け入れてしまった。それもまた、まめらしくて好きです。 -
各々が楽しまなきゃ!『まめ日和』第468回
2025/04/25 06:00ここ一年ですっかり様変わりした私の生活。毎日体を動かすようになったことで健康状態が向上し、気分も上向きに。その勢いで、自分にはその資格がないと諦めていたネイルやボディケアにもチャレンジして、趣味で始めたスポーツ繋がりで友人も増え、最近では女友達と飲みに行くこともしばしば。子どもたちも成長して、ある程度の家事もこなせるようになり、精神面でも私にべったりではなくなりました。少し寂しい気もしますが、これ -
親しき仲にも礼儀あり『まめ日和』第467回
2025/04/18 06:00新学期を迎えて5年生になったまめ。あのちいさかったまめもいよいよ小学校高学年かと思うと感慨深いです。反抗期の始まりを宣言されたものの特に大きなぶつかり合いになることはなく、穏やかな日々を過ごしておりますが、その実、私に対してイライラする気持ちを抱くことはそれなりにあるようで「イライラしてはいるけれど気を遣って黙っている」というようなことをしばしばアピールしてきます。反抗期という成長過程に必要な時期 -
我が子にNOと言わないことの意義『まめ日和』第466回
2025/04/11 06:00「人生半分損してるよ」という言葉。耳にする機会はちらほらありますが、自分と相性の悪い物事に関しては関わりなく人生終えたとて損もなにもないと思う。しかし40を過ぎた今、これまで知らなかった楽しいことや自分の性質に初めて触れる機会が多く、自分の人生の選択肢にかなり偏りがあったことを少々悔いています。幼少期に運動ができないとジャッジされたことで私は運動が嫌いだと思い込んでいましたが、実は体を動かすことは -
男に濁りはない『まめ日和』第465回
2025/04/04 06:00気に入った言葉は積極的に使いたがるまめですが、正確さがまだちょっとイマイチ。幼児期の頃のような可愛い言い間違いをなかなか聞くことができなくなった今、たまの言い間違いが聞けるのは貴重な楽しみです。まめもそろそろ5年生、言い間違いをそのままにしておくと困るシーンも出てくるのでその都度教えてはいるのですが、たまに正解を教えるのを躊躇ってしまうような味のある言い間違いに出会うと少々葛藤します。 -
絶対に見つからない隠し場所『まめ日和』第464回
2025/03/28 06:00「絶対に見つからない隠し場所を教えてほしい」7歳の娘のゆめこが怖い顔で訪ねてきたとき、なんだか嫌な予感がしましたがいちおう話を聞いてみた。トイレを失敗して汚してしまった下着や見られたくない点数のテストを隠すのだと言う。それやっちゃダメだよということよりも1番知られちゃダメな相手に相談してくるところがツボに入ってしまい、今回も私の負けです。 -
親子一緒に“見て、話す”メリット『まめ日和』第463回
2025/03/21 06:00我が家ではテレビ番組にしてもYouTubeなどのネット動画にしてもよほどのものでなければ比較的自由に見せるようにしていますが、親と一緒に見る・もしくは親と居る同じ空間でしか見てはいけないというルールは徹底させています。「何を見せるか」より「何を見てどう感じたかを親子で話す」ことの方が重要だと判断してのことです(あくまでも我が家の考えです)。真似して欲しくない表現がある作品を見せないようフタをしても -
成長は少しずつでも『まめ日和』第462回
2025/03/14 06:00算数が苦手なまめは学校で散々な成績を取った後に塾で履修し直し、なんとか追いつく……というサイクルで生きています。授業で理解できるに越したことはないですが最終的に自分の力になれば良いのですし、大切なのは少しずつでもいいから成長していくことなのでもうこれでいい。なによりこのマインドを持っているのはすごくラッキーなことだと思う。 -
家族の動画『まめ日和』第461回
2025/03/07 06:00昨年の夏休み。宿題を頑張る自信がないと言うゆめこを励ますために私も同じことをするから一緒に頑張ろうと励ましたことがありました。ひとつは「ひとつテーマを決めて毎日コツコツ頑張る」という宿題。もうひとつが「どかんと一発大きなことを頑張ってみる」という宿題でした。コツコツの方は得意分野ですのですんなりとテーマも決まって実行できたのですが問題は「どかん」の方。この歳になってなにか大きなことにチャレンジする -
本物志向『まめ日和』第460回
2025/02/28 06:00クラッカーなどに乗せたクリームチーズの上に少量の「ごはんですよ」をあしらって白ワインでいただく。夫の作るおつまみの定番です。ごはんですよから漂う磯っぽい風味がクリームチーズとマリアージュしてキャビアのような味わいが楽しめるという庶民すぎる発想からうまれたものですが、これがなかなかにキャビア。しかし我が家の料理研究家さんの感想は「本物を頂かなければジャッジができない」とのことで……本物を食べさせてあ -
新たなしきたり『まめ日和』第459回
2025/02/21 06:00誕生日パーティーでは必ずバースデーケーキを用意していたのですが、ある年、娘のゆめこが「実はケーキが得意ではない」などと言い出したため、鶏の丸焼きにバースデーキャンドルをあしらって祝ったことがありました。そのことがあって「誰かの誕生日に出てきたローストチキンにはキャンドルをあしらって皆でバースデーソングを歌うのが正式」と認識したゆめこ。先日のまめの誕生日でもそうするべきだと頑なに譲らず、しかしそれは -
「明日暇?」への正答例『まめ日和』第458回
2025/02/14 06:00要件のわからない「明日暇?」とか、内容のわからない「話があるから時間ちょうだい」って地味?に対応が難しい。相手との関係性にもよるとは思うので全てに当てはまるとは言い切れませんが、私自身が割とこのように悩む性質ですので、自分が誰かに時間を作ってもらう際には簡潔に要件を知らせるようにしています。話の内容なんかもね、先に伝えないのは相手を思っての気遣いだという人もいますが、何を言われるかが全くわからない -
10歳の「主役宣言」『まめ日和』第457回
2025/02/07 06:00我が子が10才の誕生日を迎える、それは想像していた以上に感慨深く、ずっしりとした幸福感で体が満たされて、おめでとうという言葉を口に出そうとするのに感嘆のため息ばかりが漏れて声が出せない。この年齢になってもまだ感じたことのない感情に揺さぶられることがあるのかと驚くばかり。息子が生まれてすぐに描き始めた絵日記、次いで始まったこの連載も10年間続けてきたことになります。家族を題材にしたエッセイを長く続け -
妹が可愛すぎて辛い『まめ日和』第456回
2025/01/31 06:00多くのお兄ちゃんお姉ちゃんが自分より下のきょうだいに対して忖度せざるを得ない経験をしたことがあると思います。下に弟がふたり居る私も例外ではなく、まめの気持ちはよくわかる……と言おうとしたところで、まさかの「妹が可愛すぎて辛い」という心境の吐露に驚きました。弟たちには申し訳ないけれど、私が弟たちに譲らざるを得なかった理由が「可愛いから」であったことはただの一度もないのでまめの心の清さは尊敬に値します -
ていねいに暮らす意義『まめ日和』第455回
2025/01/24 06:00ていねいな暮らしに憧れています。朝起きたら白湯を飲んで体を温め、毎日土鍋でご飯を炊いて出汁からひいたお味噌汁を食べたい。おかずは焼いた魚か、糠漬けがあればいい。だけど時間に追われてばかりの自分にそんな生活を維持するなんて無理だと思っていたんです。そんな私は最近体の冷えが取れないことで毎朝白湯を沸かして飲むところから生活をスタートさせています。せめて白米くらいは美味しいものをという思いから土鍋を愛用 -
おせちラップ『まめ日和』第454回
2025/01/17 06:00お正月のご馳走に意味と由来があることを知り、語呂合わせがいわゆるダジャレのようなものだと気がついた息子。日頃からダジャレを思い付いては韻を踏もうとしている人なので突然ネタに恵まれて大歓喜です。伝統とは……と思わないでもないですが、おせちラップを楽しみに待っている自分もいます。 -
算数はどこいった『まめ日和』第453回
2025/01/10 06:00算数が苦手なゆめこですが、自分で文章問題を作らせると楽しそうにどんどん作っては解くので、苦手意識を持っているだけで実はそれなりに理解しているんじゃないかと密かに疑っている私。算数でつまずいてしまったときは、勢いをつけるためにとりあえず文章問題を作って解く遊びを提案しています……が。たまに斜め上からの超難問を突きつけられるので油断できません。ちなみに我が家ではカレーを作るのはパパ担当と決まっているの -
ともかく、ありがとう『まめ日和』第452回
2025/01/03 06:00息子は最近反抗期に入ったらしく、ある朝突然「反抗期に入りましたからね」なんて報告してきた。聞けば私からの指示やら注意やらがやたらと勘に触るらしい。なるほどこれはオーソドックスな反抗期の入口。私もできる限り口うるさく言わないように注意するから、あなたも言われる前に動くなど対策をよろしくねというような話をして、よほどのことがない限り声掛けをするのは控えていたのですが、突然「ママがいろいろ言うのは本当に -
満身創痍のクリスマス『まめ日和』第451回
2024/12/27 06:00今年の12月の忙しさは凄まじかった。その凄まじさに加えて家族が時間差で体調を壊し(私含め)、予定はずれ込み、先延ばしになるクリスマスの準備。正直クリスマスイブ当日は腱鞘炎の痛みに耐えつつ涙を流しながら作業をしていました。フラフラな頭でパーティーは無理だと判断した私は子どもたちにパーティーのリスケを提案。子どもたちはそれに従うしか選択肢がないため申し訳ないばかりでしたが、ショボいパーティーでなあなあ -
寝る子は……『まめ日和』第450回
2024/12/20 06:00朝に弱いまめは放っておけばいつまででも寝ている。なんとか起こしたと思っても、半分寝ているようなものなのでやらかしを連発することも少なくはありません。増えるタスク、迫る出発の時間……正直イライラします。が、個人の体質の問題にイラついていても仕方がありませんのでまめ自身が自分に合った対策を思いつくまでは気長に付き合う所存。やらかしを顔でカバーしようとするいつもの感じも嫌いではないですし。 -
深夜のカップ麺『まめ日和』第449回
2024/12/13 06:00「あなたが勝手に勘違いしているのをいいことに黙っていることだってできたけれど、あなたの悲しむ姿を見るのは辛いから本当のことを言った」そんなこと言われちゃったら寝る前のドカ食いを注意することなんてできるわけがなくただ、ありがとうと言った。私がチートデーに食べようと楽しみにしていたカップラーメンだったんだけど。